日本神話に出てくる縁結びの神様|神様のご利益とは?
大国主命(オオクニヌシノミコト)
名前にあるとおり、国作りの神様として有名です。10月である神無月には、出雲大社に神様が集うと言われています。その集まりで、縁結びについていくつもの決めごとをするときに司会をするのが大国主命です。良縁だけではなく、そのほかの人との縁、ものとの縁結びもしてくれます。主に出雲大社などに祀られている神様です。
菊理媛尊(ククリヒメノミコト)
イザナミである伊弉冉尊、イザナギである伊奘諾尊の仲直りをさせたことが由来し、縁結びの神様とされています。縁結びの神様として知られるほかに、復縁を叶える神様としても有名です。
仲介役のようなイメージがあり、巫女さんやイタコのように考える人もいるようです。石川県の白山比咩神社などの白山信仰の神社で祀られています。
家都美御子大神(ケツミコノオオカミ)
熊野本宮大社の祭神です。樹木を支配する神とされており、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の別名とも言われます。縁結びのほかに、厄除けや安産などのご利益をもたらす神様です。
熊野本宮大社に祀られていますが、ここは神仏混合であり、思い切った願いも叶えてくれるとして人気があります。家都美御子大神については、いくつも由来がありますが、なぜ縁結びの神様なのかは不明な部分が多いです。
木花咲耶姫神(コノハナサクヤノミコトヒメ)
富士山を司る神様であり、このために水の神とも火の神とも言われます。絶世の美女らしく、桜の化身という話もあり、縁結びと安産の神様として有名です。
これは木花咲耶姫神が身ごもったときに、夫から浮気の疑いをかけられながらも、その上で無事出産したために、安産の神となった由来があります。富士山本宮浅間大社などに祀られている神様です。